メルカリの無在庫転売は禁止です!バレた時の3つのペナルティとは?
- 「メルカリは無在庫転売は禁止されているの?」
- 「メルカリで無在庫転売がバレた時のペナルティは?」
本記事ではこのような疑問について解説していきます。
「メルカリ無在庫転売は稼ぐことが出来る」という情報は多く出回っていますが、果たしてメルカリで無在庫転売をすること自体が許されているのでしょうか?
メルカリ無在庫転売は実際に稼げるとしても、バレた時に受けるペナルティについて正しい情報を知っておかなければ、返って痛い目に合う可能性があります。
今回の記事ではメルカリ無在庫転売は禁止されてできないのか?バレるのか?バレた時のペナルティは?などについて詳しく解説していきますので、最後までぜひ読んでみて下さい。
目次
メルカリでは無在庫転売は禁止されている
結論から言いますと、『メルカリでは無在庫転売は禁止されています。』なので、辞めておきましょう。
メルカリの規約にもはっきりと「手元にない商品の出品を禁止しています。」と記載されています。
商品が手元にないことで、商品に関する質問に答えられない、配送できない/遅延するなどのトラブルを避けるためです。
また、外部販売サイトから購入者宛に直接商品を発送することや、配送代行サービスの利用も禁止しています。
事務局が禁止行為・出品物に該当すると合理的な理由に基づき判断した場合は、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置を取る場合があります。
【どのようなものが違反になりますか?】
- 出品時に手元にない商品を販売すること
- 発売前
- 公開前の商品を予約、取り寄せで販売すること
- 外部販売サイト等から直接購入者の住所に配送させること
- その他、事務局が不適切と判断したものメルカリガイド~手元にないもの(禁止されている行為・出品物)~
規約では禁止されているけど、実際はできるのでは?
無在庫転売をすることが規約では禁止されているが、実際のところ、無在庫での出品が可能なECサイトは確かに存在します。(例えば、ヤフーショッピング)
では、メルカリはどうか?というと「できません!」。かなり厳しく監視されています。
実際に、無在庫転売だと判断される商品を出品すると数分で商品が削除されることもよくあります。
メルカリは規約に記載の通りに、無在庫転売に対してはかなり厳しく取り締まりを行っているので、仮に出品できたとしても一時的であり、継続して稼ぐことは難しいでしょう。
メルカリで無在庫転売がバレた時の4つのペナルティとは?
次にメルカリで無在庫転売がバレたときの4つのペナルティについて紹介していきます。
- 商品削除
- 期限付きでの利用制限
- 無期限の利用制限
- 強制退会
それでは一つずつ解説していきます。
商品削除
一つ目のペナルティは商品削除です。「商品削除のお知らせ」というタイトルのメールが届きます。
出品した商品が削除されるケースは、いわゆる「警告」となります。
「警告」なので引き続き出品することは可能な状態ですが、この「警告」が繰り返されると、さらに重いペナルティがくることになります。
制限付きでの利用制限
「商品削除・利用制限のお知らせ」このようなタイトルのメールが届くと、出品した商品が削除されるだけでなく、一定期間の利用制限がペナルティとして加えられます。
一定期間というのはメルカリ事務局が判断するので決まりはありません。軽ければ「24時間」であったり、長ければ1週間など、それぞれです。
この利用制限期間中は、出品はもちろん、自分が出品している商品が購入されることもできなくなり、さらにはコメントに対する返信もできなくなります。
指定された期間が過ぎると通常通りに出品や取引が可能となります。
無期限の利用制限
「【重要】メルカリ事務局です」このようなタイトルのメールが届くと危ないです。
メール本文には「メルカリの禁止行為または規約違反に該当する内容を確認したため、無期限の利用制限を行わせていただきました。」とあり、終わることのない利用制限なので、実際にはアカウント停止措置となります。
現在進行中の取引が完了したら、それ以降メルカリを利用(購入・出品・メルペイなど)することが出来なくなる状態です。
無期限の利用制限の場合は、利用はできなくなりますがログインができる状態です。ですので、売上金を含むチャージされた残高は振込申請をすれば引き出すことは可能です。
メルカリ・メルペイでは利用規約違反等の理由により、無期限の利用制限等を実施させていただく場合がございます。
その際、お客さまが売上金、メルペイ残高または有償ポイントを保有している場合、売上金およびメルペイ残高については返金、有償ポイントについては払い戻しをいたします。
※法令に違反する場合またはそのおそれがあるときを除きます
払い戻しされた売上金およびメルペイ残高を現金として受け取るには、ご自身で振込申請のお手続きが必要となりますので、ご注意ください。 アカウントが利用制限になった場合の返金または払戻しについて
ちなみに、無期限の利用制限を受けると現在たまっているメルカリポイントは利用することができなくなりますので没収されます。これまで貯めていたポイントがある人はすべて使えなくなってしまいますので注意してください。
強制退会
強制退会になるとログインすること自体ができなくなります。
仮に進行中の取引があってもキャンセルされ、また、売上などの残高が残っていてもすべて没収され、引き出すこともできなくなります。
強制退会措置は最も重いペナルティと言えるでしょう。
規約違反レベルであれば無期限の利用制限となるのでしょうが、例えば、偽物の販売など法律違反、犯罪認定されるような行為の場合、強制退会措置となるケースもあるようです。
メルカリで無在庫出品がバレる5つの理由とは?
メルカリで無在庫転売がバレてしまう理由についてここでは解説していきます。
メルカリをよく見ていると「この出品者、無在庫では?」という出品者も実際にはいます。
メルカリ事務局にバレないような対策をすれば短期的には出品することもできるのでしょう。
無在庫での出品がバレる原因としては次の5つとなります。
- 大量出品
- 実物の写真を掲載していない
- 購入者からの通報(Amazonから届いたなど)
- 在庫切れによるキャンセルや発送遅延によるクレーム
- 説明文にNGワードが入っている
それでは一つずつ解説していきます。
大量出品
無在庫転売で稼ぐためには「大量出品」が必要となります。
そのため、メルカリ無在庫転売で稼ぐためにもある程度の出品数が必要となります。
無在庫転売の場合、通常はツールを利用して大量出品をしますが、ツールを利用しなくとも「個人が手動で出品できないだろう量の商品点数を出品している」と無在庫転売がバレてしまう可能性があります。
実物の写真を掲載していない
「手元にある商品を出品する」=「実物の写真を掲載できる」
「実物の写真を掲載できない」=「無在庫転売の可能性が高い」
このようにメルカリは判断しています。
無在庫転売はAmazonなどのサイトに掲載されている商品の写真や説明文をそのまま引用して出品するのが通常です。
Amazonではほとんどすべての商品写真は実物ではなくイメージ写真です。
そのため、メルカリにおいても実物の写真を掲載することができないため、実物写真が掲載されていない商品を大量に出品していると、メルカリ側が無在庫転売だと判断をする可能性が高くなります。
購入者からの通報(Amazonから届いたなど)
Amazonで出品されている商品をそのままメルカリで無在庫出品する場合、売れたら配送先をお客さんの住所にして直送する出品者がいます。
直送された商品はAmazonの箱に入っている場合が多いため、その商品を受け取ったお客さんの中には「メルカリで購入したのに、なぜAmazonから届くの?」という不信感を持つ人もいます。
不信感を持ったお客さんは中にはメルカリ事務局に通報する人もおり、通報されると100%無在庫で出品をしていることがバレてしまいます。
在庫切れによるキャンセルや発送遅延によるクレーム
無在庫転売をしているとよく起きるのが、
- 在庫切れによる注文キャンセル
- 発送遅延によるクレーム
です。
1件、2件ならまだしも、在庫切れによるキャンセルやそれによるクレーム、また、発送遅延によるクレームの数が増えてくると、メルカリ事務局の目に止まる確率も増えてきます。
メルカリに目視でチェックされた時に、このようなクレームやキャンセルが多く確認されると、無在庫転売を疑われしまう可能性も高くなります。
説明文にNGワードが入っている
無在庫転売をしてAmazonから直送をするような出品者が使用しているお決まりの説明分の一つとして
「当店では商品をアマゾン倉庫にて保管管理をしております。そのため、ご購入いただきました商品は倉庫よりお客様住所へ直送させていただく場合もございます。アマゾン倉庫から発送される場合、Amazonの箱で届く場合もありますがお受け取りください。」
このような文章があります。
例えば、「Amazon(アマゾン)」「FBA」「直送」「倉庫」などのようなワードをタイトルや説明文に入れてしまうと、そのワードから無在庫出品を疑われて、警告やペナルティを受けてしまうこともあります。
メルカリは特に出品されたばかりの商品を入念に注意してチェック(目視)しているようですが、さらに効率よく禁止商品、禁止行為を発見するために特定のワードを定めて、そのワードが入力された商品が出品されるとすぐに感知できるようなシステムを導入しているようです。
メルカリの無在庫転売の違法性について
メルカリ無在庫転売自体に違法性はありません。
では、なぜ、メルカリやその他のECサイトにおいて無在庫転売が厳しく制限されているのでしょうか?
ここでは3つの観点から解説していきます。
- 無在庫転売自体に違法性はない
- なぜ、無在庫転売が違法だと思われやすいのか?
それでは一つずつ解説していきます。
無在庫転売自体に違法性はない
まず、転売自体に違法性はありません。
転売行為というのは、「どこかで仕入れた商品を、仕入れた価格より高く販売して利益を得る行為」をいいます。
商品を販売して利益を得るためには、仕入れ値よりも販売価格が高くなるのは当然です。そうしなければ儲かりません。
転売自体が違法になるのであれば、リサイクルショップをはじめ、スーパーや家電量販店やホームセンターなどすべてのお店が違法となり運営ができなくなります。
では、無在庫であることが違法に当たるかというと、当然違法ではありません。
「無在庫=今現在手元に商品がない」という意味であり、大型家具店などでよく見かけるカタログ注文、あるいはオリジナル商品などの受注発注(注文を受けてから商品を準備する)なども、呼び方は無在庫とは言わないものの、手元に商品のないものを販売するという意味では無在庫と同様です。
つまり、無在庫転売自体に違法性は全くありません。
なぜ、無在庫転売が違法だと思われやすいのか?
無在庫転売に違法性はないのは事実ですが、違法だと思われているのは、多くのECサイトで無在庫転売が厳しく制限されているためでしょう。
無在庫転売が制限されやすいのは、お客様との間でトラブルになる確率が高いためです。
無在庫であることがゆえに起こりやすいトラブルとしては、
- 在庫切れによるキャンセル
- 発送遅延によるクレーム
- 直送によるクレーム(別のサイトから届いた・個人情報の流出)
- 届いた商品と掲載写真や説明が異なることによるクレーム
このようなことが頻繁に起こります。
すると、購入して嫌な思いをしたお客様は出品者へと同時にメルカリにもよくないイメージを抱き、結果としてメルカリでの購入をしなくなるかもしれません。
そうなるとメルカリは客離れによる売上減少を防ぐために、トラブルに発展しやすい無在庫転売を厳しく取り締まるわけです。
無在庫転売はお客様とのトラブルに発展しやすいから禁止されることが多い。これが原因となり「無在庫転売=違法?」と思われやすくなるのです。
メルカリで無在庫出品者が通報される手順
メルカリで無在庫転売がバレてしまう原因の一つとして多いのが「購入者からの通報」があげられます。
ここではメルカリに通報する手順について解説していきます。
メルカリで出品中の商品から通報する方法
出品している商品を見て「この出品者は無在庫転売をしているから通報してやる」という時の手順は次のようになります。
1.報告したい商品を選択し、「…」アイコンをタップする
2.表示されたメニューから「この商品を事務局に報告する」をタップする
3.報告理由を選択し、「事務局に報告する」をタップする
「無在庫転売が疑われる」という項目は存在しないので、「その他」を選択して理由欄に詳しく説明をする必要があります。
「商品の報告を受け付けました」とメッセージが表示されたら報告完了です。
メルカリで取引中の商品に対して通報する方法
こちらでは、「アマゾンの箱で届いた!」のケースなど、取引中の商品をメルカリに通報する方法を解説します。
1.「マイページ」の「お問い合わせを」をタップ
2.「お問い合わせ項目を選ぶ」をタップ
3.「取引中の商品について」をタップ
4.「購入した商品」一覧から当該の商品を選択
5.「その他」をタップ
6.「お問い合わせする」をタップ
7.「お問い合わせ内容」に詳細を記入して送信する
以上がメルカリに通報する手順となります。
まとめ:メルカリでの無在庫転売は禁止です
今回の記事ではメルカリ無在庫転売について、
- メルカリ無在庫転売が禁止されている理由
- 無在庫転売がバレた時に受けるペナルティ
- 無在庫転売がバレるパターン
について解説しました。
メルカリ無在庫転売はメルカリが開始された当初は、ツールを使用して大量出品を行い、かなり稼ぐことのできた手法でした。
当時は、例えアカウントが停止になってもすぐに別のアカウントを作成することもできました。
しかし、最近ではより一層無在庫転売に対する規制が厳しくなり、また、アカウント作成時の本人確認が厳格化していることから、一度、アカウント停止になると別のアカウントを作成することのハードルがかなり高くなっています。
メルカリで稼ぐためには、アカウントがなければ稼ぐことはできません。
一度失敗して潰してしまうと簡単にはアカウント作成ができないという点を考えてみても、メルカリ無在庫転売はやめておいた方が無難と言えるでしょう。
こちらの月刊副業というサイトでもせどりやメルカリに関する情報を発信していますので、ぜひ参考にしてください。
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