ヤフオク！の仮出品とは？理由や取消方法も解説します

ヤフオクで出品した際に、「仮出品」と表示された方もいるのではないでしょうか。

「仮出品」の状態がわからず、出品が完了できていないと不安になりますよね。

今回の記事では、ヤフオクの「仮出品」について、

などを解説いたします。

この記事を読むことで、ヤフオクの「仮出品」がどのような状態なのか、「仮出品」になってしまったときの対処法がわかりますので、最後まで読んでくださいね。

ヤフオクの「仮出品」とは何か？

ヤフオクの「仮出品」とは、出品した商品をYahoo! JAPANが確認するためのシステムのことです。

これは、Yahoo! JAPANが取引のトラブルを未然に防ぐことを目的に実施している措置になります。

「仮出品」となるオークションは、Yahoo! JAPANが設けた一定の基準をもとに自動で抽出されますが、その基準は明確なものが公開されておりません。

そのため、出品しようとしたら「仮出品」となってしまった、というケースはよくあるのです。

「仮出品」とは、安全な取引のために、一時的な確認で商品を保留している状態であると覚えておきましょう。

また「仮出品」の間は、出品システム利用料やオプションシステム利用料など、出品時にかかる利用料金は発生しません。

確認が終了し、出品となった時点から発生しますので、その点はご安心ください。

ヤフオクで「仮出品」となる４つの理由　

「仮出品」の基準は、明確なものが公開されておりません。

明確な基準がなければ、どの出品が「仮出品」にあたるかわからず困ってしまいますよね。

ところが、いくつかの理由によって出品が「仮出品」となってしまうことがあるようです。

ここでは、ヤフオクで「仮出品」となる理由を4つ紹介します。

それでは1つずつ解説していきます。

ヤフオクで機械的に判断されて仮出品となる

ヤフオクは、出品された商品の内容を機械的に判断しております。

判断する項目は、商品画像や商品説明、出品する金額、出品者の実績など、さまざまです。

いずれかの項目で、規約違反の疑いが1つでもあると判断されると、仮出品となってしまいます。

機械的に判断され仮出品状態になった商品は、最終的には、ヤフオク事務局による目視で内容確認が行われ問題なければ出品が開始されます。

このように出品直後に特定の条件に引っかかり機械的に振り分けられて仮出品となってしまうケースはよくあるのです。

いつもと違う環境で出品した場合

などいつもと違う環境で出品した場合には、仮出品となります。

いつもと違う環境で出品が行われれば、第三者による不正利用、不正アクセスの恐れがあると考えられます。

出張先での出品や、外注による出品の依頼など、今後いつもと違う環境で出品することもあるでしょう。

そんなときは、安全面の点から仮出品にして確認してくれていると思いましょう。

同様のタイトルや商品説明を使い出品を繰り返している

同様のタイトルや商品説明を使って出品を繰り返している場合も仮出品となることがあります。

同じ商品画像や商品説明、タイトルをそのまま使用して繰り返し出品すると、

などを疑われます。

よって、正しい出品であっても、同じタイトル、商品説明、画像を繰り返し使って出品することは控えたほうがよいでしょう。

実際に同じ商品が複数ある場合でも、

など、全く同じ商品情報をパクるような出品の仕方をしないなどの工夫をすることが大切です。

無在庫販売者認定を受けた時

無在庫販売認定を受けたときも仮出品状態となりやすいので注意が必要です。

ヤフオクでは、無在庫販売（商品の現物が手元にない状態で出品すること）を禁止しております。

無在庫販売は、在庫管理が不要というメリットもあり、利用者も多い販売方法ですが、ヤフオクに関しては利用規約違反となってしまいます。

など無在庫販売が疑われるような出品は仮出品の対象となりうるので、避けたほうがよいでしょう。

ヤフオクの「仮出品」を取り消す方法

「仮出品」となってしまったら、どうすれば取消ができるのだろう？と思いますよね。

残念ながら、ヤフオクの「仮出品」を取り消す方法は、基本的に出品者側にはありません。

「仮出品」となった段階で、商品はマイ・オークションに表示されない仕組みとなっており、取り消しや編集ができないようになっているのです。

仮出品となった商品は、Yahoo! JAPAN側で確認が行われ、問題ないと確認が完了したものから順次自動で出品完了に切り替わっていきます。

また、この確認の時間も出品者側ではコントロールできず、仮出品が解除される時間はヤフオク事務局の確認作業が終了次第（数分から数時間程度の時間）ということになります。

「仮出品」となってしまったら、まずはヤフオク側の確認作業が終わるのを待ちましょう。

ヤフオク！の仮出品が取消できない場合の対処法

ヤフオクの仮出品は、確認が完了すれば自動で出品処理されます。

しかし、確認の段階で利用規約に違反しているなど、問題があると判断された場合には、そのまま出品に制限がかかってしまうこともあります。

仮出品の状態が長引いていたり、仮出品が取り消しできないと焦りますよね。

ヤフオクの仮出品が取消できない場合の対処法は、カスタマーサポートに連絡することです。

ここでは、その方法を紹介します。　

アカウント凍結の可能性も？

仮出品の商品をYahoo! JAPAN（ヤフオク）が確認し、利用規約やガイドラインに違反する行為と疑われた場合には、オークションの削除などの措置が講じられます。

具体的な措置の内容は、以下の3つです。

出品制限は、出品中のオークションが取り消され、出品や再出品ができなくなります。購入（落札）はできます。期間はヤフオク！が定めた一時期であったり永続的な制限であったりします。

利用停止は、ヤフオク！に関するすべてのサービスが利用できなくなる状態です。出品だけでなく落札（購入）もすることができない状態です。重大な規約違反や繰り返しの違反があった場合によく見られます。「利用停止」はヤフオク！は利用できませんが、その他のヤフー関連のサービスについては問題なく利用できます。（ヤフーショッピングでの買い物など）

Yahoo! JAPAN IDの登録削除は、最も重大な規約違反があった場合に適用されるペナルティであり、ヤフー自体へログインができなくなる状態です。この状況はいわゆる「アカウント閉鎖」状態となります。そのため、ヤフーへログインした状態で利用可能なサービスすべてが利用できなくなります。

仮出品により目視チェックを実施された結果、違反行為と判断されれば、一時的な出品制限以外にも、アカウント凍結（Yahoo！JapanIDの削除）などの恐れもあるのです。

商品を出品する際は、規約やガイドラインに違反していないか、事前に確認しておきましょう

カスタマーサポートに連絡をする

仮出品が取り消しできない場合や、利用に制限がかかってしまった場合の対処法は、カスタマーサポートに連絡することです。

ヤフオクでは、出品制限や利用停止になってしまった方のために、解除依頼フォームが設置されております。

依頼フォームから解除を申請し、仮出品の取り消しや、利用制限の解除を依頼しましょう。

申請のポイントは、制限をかけられた原因を確認し、改めて規約内容に同意のうえ出品する旨を伝えることです。

ヤフオクにて確認後、解除が妥当と判断されれば解除通知のメールが送信され、仮出品の取り消しや解除を行ってくれます。

ただし、いつまでも続く仮出品の状態に関しては、こちらが申請をしなければ、基本的にヤフオク側が親切に行ってくれることはありません。

そのため、出品を再開したい場合は、なるべく早めにカスタマーサポートに連絡し、対応してもらいましょう。

ヤフオクで「仮出品」にならないための注意点

利用規約に則り、正しく商品を出品していれば問題ありませんが、時に不意に「仮出品」状態になることもあります。

できれば「仮出品」にはなりたくないですよね。

ヤフオクに疑いの目をかけられ、ブラックリストになることも避けたいところです。

ここでは、ヤフオクで「仮出品」にならないための注意点を5つ紹介します。

それでは1つずつ解説していきます。

新規アカウントでの大量出品をしない

ヤフオクでの大量出品は、無在庫販売や不正利用の疑いがかけられてしまいます。

とくに新規アカウントの場合には、不正に使用されるアカウントか信頼できるアカウントなのかヤフオク側が注意深くチェックしている段階でもあるため、仮出品状態どころか即利用停止につながる可能性もあるため注意が必要です。

新規アカウントで出品する場合は、まずは一つずつ出品し、実績と評価を積み上げていきましょう。

最初は、例えば1円で出品されている「デジタル画像」のような商品を落札することでお金もかけずに評価を簡単にためることが可能です。

ちなみに、既存のアカウントであっても、大量出品は仮出品となる可能性が高いので、少しずつ検証しながら出品数を増やしていくことをおすすめします。

ガイドラインに抵触する商品の出品をしない

ヤフオクでは、以下のような商品の出品を禁止しております。

など

基本的に、公序良俗に反するものや、販売資格が必要なものは出品できません。

ヤフオクのガイドラインを事前に確認し、ガイドラインに抵触する商品の出品はしないようにしましょう。

類似の商品を複数出品しない

類似の商品を複数出品することも、無在庫販売や不正利用と判断され、仮出品となりやすいです。

同じタイトルや商品画像、商品説明などは避け、類似の商品を複数出品していると見られないように工夫しましょう。

出品のタイミングを取引完了ごとにずらすことも効果的です。

ちなみに、複数のアカウントで類似の商品を販売することも禁止されています。

高額商品やブランド商品を出品しない

高額商品やブランド商品の出品はとくに仮出品の対象になりやすいです。

高額商品やブランド商品は、取引のなかでも、トラブルや詐欺行為の原因になりやすいため、Yahoo! JAPAN側のチェック体制も厳しくなっております。

新規アカウントや評価が少ない段階で、高額商品を出品すると自動的に利用停止となってしまうこともあります。

高額商品やブランド商品を出品しないことが良策ですが、出品する際は、評価を積み上げてから、少ない数量で出品するとよいでしょう。

購入者対応を誠実に行う（トラブルにならないように）

購入者対応がいい加減だと、悪徳業者とみなされて利用が制限される可能性があります。

一般の利用者同士、しかも顔が見えない取引ですので、購入者への対応次第ではトラブルに発展しやすくなります。

トラブルに発展することで相手がヤフオク事務局へ通報や相談をすると、ヤフオク側が実際の両者のやり取り内容を目視でチェックします。

その結果、

• 悪質だと判断された
• 過去にも同様のクレームの記録が残っている（反省していない。繰り返している）

上記が判明して、アカウント停止処分を受けてしまうことも十分にあり得ます。

とくに、取引中に利用停止になってしまった場合は、相手との取引ができなくなりますので、購入者に多大な迷惑をかけてしまうでしょう。

トラブルにならず、お互いが気持ちよく取引を完了できるよう、購入者への対応は誠実に行いましょう。

ヤフオクの仮出品に関するQ＆A

ここでは、ヤフオクの仮出品についてのよくあるQ&Aについて紹介します。

それでは1つずつ解説していきます。

初めて出品するときに仮出品になりやすいのか？

初めて出品するときに仮出品になりやすいとは一概にいえません。

ただし、

• 高額商品やブランド商品の出品
• 一度に複数の似たような商品を出品した

場合は、仮出品になりやすい傾向があります。

初めて出品するときは、無在庫販売や不正利用を疑われるような出品は避けましょう。

最初は、高額商品やブランド商品ではなく、家庭の不要品などを出品することから始めるのをおすすめします。

ヤフオクで仮出品になった商品は取り消しができるのか？

ヤフオクで仮出品になった商品は、ヤフオク事務局の確認が完了するまで取り消しはできません。

仮出品の間、該当の商品はマイ・オークションにも表示されなくなり、閲覧や編集もできなくなります。

そのため、まずはヤフオク事務局からの確認結果（メール連絡）を待ちましょう。

仮出品が取り消され、出品に切り替わってから商品の取り消しや編集が可能になります。

確認の結果、仮出品が取り消されない場合や、利用に制限がかかってしまった場合は、カスタマーサポートに連絡しましょう。

夜中にヤフオクで出品すると仮出品になりにくいのか？

夜中にヤフオクで出品しても仮出品にはなります。

理由は、出品時点でヤフオクの基準によって自動的に判断し抽出されるからです。

AIやロボットによる自動的な抽出に時間帯は関係ないため、夜中に出品すると仮出品になりやすいということはありません。

いつの時間帯でも、規約に沿った出品を心がけましょう。

ちなみに、確認作業は手動で行っておりますが、夜中であっても確認が行われ、仮出品が解除されることもあるようです。

まとめ：ヤフオクの仮出品になっても慌てずに対応しよう

今回は、ヤフオクの仮出品について、

などを解説いたしました。

利用規約を守り、正しく出品しても「仮出品」となってしまうことはあります。

しかし、基本的にはそのまま待期か、カスタマーサポートへの連絡で仮出品は解除できます。

はじめて仮出品になってしまっても、焦ることはありません。

本記事を参考に、ヤフオクの仮出品になっても、慌てずに対応していきましょう。