無在庫転売とは?仕組みやおすすめの仕入れ先・売れる商品も紹介!!
- 無在庫転売って何?
- 無在庫転売の仕組みって?
- 無在庫転売でよく売れる商品は?
- 無在庫転売は実際に稼げるの?
本記事ではこのような疑問について詳しく解説していきます。
無在庫転売というのは、数多くある転売ノウハウの一つの手法となります。
副業ブームの最近では、『無在庫転売がリスクなく稼げる』という情報を耳にする一方で、『無在庫転売はリスクだらけ。違法だ』という情報がネットでも出回っているのも事実。
今回の記事を読むことにより無在庫転売についての全体像が把握でき、安心して無在庫転売に取り組むことができるようになるでしょう。
それでは、最後までぜひ読んでみてください。
目次
無在庫転売とは?仕組みについて解説
無在庫転売とは、『在庫を仕入れることなく先に出品して、出品した商品が売れてから仕入れて購入者へ発送する』という転売の一つの手法です。
無在庫転売のメリット
ここでは無在庫転売のメリットについて解説します。
- 在庫リスクがない
- 外注化して自動化の仕組化がやりやすい
それでは一つずつ解説していきます。
在庫リスクがない
無在庫転売のメリットの一つ目は、「在庫リスクがない」という点です。
無在庫転売は「売れてから仕入れる」という仕組みのため、仕入れた在庫が売れ残ってしまうというリスクは限りなく0に近くなります。
有在庫転売(いわゆる通常のせどり)のように仕入れた在庫が、
- ライバルの急増などが原因で売れ残った
- 売れたけど赤字になった
このようなことがほとんどないわけですから、「在庫リスクがない」という点は大きなメリットになるでしょう。
外注化して自動化の仕組をつくりやすい
二つ目のメリットは、「外注化することで自動化の仕組み作りがやりやすい」という点です。
なぜなら、無在庫転売は、
- 出品作業
- 仕入れ作業
- 発送作業
- お客様対応
稼ぐためにやるべき作業を各工程ごとに分けることができ、しかも、それぞれの作業はネット上で完結できるからです。
そのため、各作業ごとに外注さんに依頼すれば『自分はやらなくても売上は出る』という自動化の仕組みが出来上がります。
無在庫転売のデメリット(リスク)
無在庫転売にはメリットもある反面、デメリットやリスクもあるのは事実です。
ビジネスとして取り組むためにはデメリットについても把握をして、なるべく予防も必要となります。
無在庫転売のデメリットについては、『無在庫転売の5つのリスク!実際に起こった事例や予防のコツ』で詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
無在庫転売の始め方
ここでは無在庫転売を実際にやってみよう!となった時の、始め方について解説していきます。
- 販売先を決めてアカウントを作成する
- 仕入れ先を決めてアカウントを作成する
- 利用するツールを契約して出品を始める
- 売れたら仕入れて購入者へ発送する
それでは一つずつ解説していきます。
1.販売先を決めてアカウントを作成する
まずは無在庫転売をするための販売サイトを決定します。
無在庫転売としてよく利用されるサイトはこちらです。
アカウントの作成の仕方はそれぞれの販売サイトにより異なりますので、各販売サイトのマニュアルに従って作成しましょう。
ヤフーショッピングの出店アカウントの作成については『【2022年最新】ヤフーショッピングの出店審査落ち3つの理由とその対策』で詳しく解説してますので参考にしてみて下さい。
2.仕入れ先を決めてアカウントを作成する
次に仕入れ先のプラットフォームを決定します。
仕入れ先については、断然【Amazon】がおすすめです。
理由は
- 配送が早い・・・なるべく早めにお客さんにお届けできる
- 返品しやすい・・・商品の不具合などによる返品があっても手間なく返品可能
- 商品数が豊富・・・ライバルセラーと差別化が図れる
このような理由からおすすめできます。
基本的にはAmazonを仕入れ先として利用しつつ、Amazonで在庫切れの時は、臨機応変にメルカリ、ヤフオク!、楽天などから仕入れするケースもあります。
3.利用するツールを契約して出品を始める
「販売サイト」と「仕入れサイト」を決定したら、次に無在庫転売で利用するツールを決定しましょう。
販売されている無在庫転売用のツールを購入(月額課金が多い)することになります。
販売者によりツールの性能、値段がそれぞれですので、あなたの状況に合わせて最適なツールを選択する必要があります。
無在庫転売のツールに関しては、ヤフーショッピングのツール記事になりますが、『無在庫転売おすすめのツールはコレ!【比較ポイントや選び方】』で詳しく解説していますので、参考にしてみて下さい。
4.売れたら商品を発送する
売れたらアマゾンなど仕入れ先で商品を購入して購入者に発送します。
発送方法は次の3つがあります。
- 一度、自分の所へ届けて再梱包して発送
- 購入者へ直送
- 発送代行が業者を利用
それぞれメリットとデメリットがありますので、あなたの状況にあった発送方法を選択するといいでしょう。
利益率を上げるために「送料を安くすませる」というのがキーポイントとなります。
送料に関しては、「【2022年最新】せどりで送料を安くするための7つの方法」で詳しく解説していますので、ぜひ読んでみて下さい。
無在庫転売で稼ぐための3ステップ
ここからは、実際に無在庫転売で稼ぐためのコツについて解説をしていきます。
初心者が無在庫転売を開始しても、いきなりガンガンと商品が売れることはほぼありません。
しかし、正しい方法でやり続けていると少しずつ売れていくので、これから紹介する稼ぐためのコツを意識して実践してみてください。
- 最初はとにかく出品数を増やす
- 価格調整を細かく行う
- 売れた商品を分析して出品の幅を広げていく
それでは、一つずつ解説していきます。
1.最初はとにかく出品数を増やす
無在庫出品を開始したらまずはとにかく出品数を増やしていきましょう!
無在庫転売で稼ぐには、数千~数万点の出品数が必須となります。
何百点か出品して「あれ?なかなか売れないな、、、、」という不安な思いになるかもしれませんが、こんなものです。不安になると
- ストアの外観をもっときれいにした方がいい?
- 商品選定が間違えている?
なんて色々な思いが湧いてきますが、まずは出品に集中です。
ストア作りや商品選定を考えることは、売上を上げるための施策として間違いではありませんが、開始初期に考えることではありません。
まずは、5000点~10000点を目指して出品しましょう。(販売サイトによっては出品数の上限が3000点というサイトもあり、販売先により出品数の上限は異なります)
2.価格調整を細かく行う
ある程度、出品数が上がってきたら、あなたが出品している商品の販売価格と他のライバルセラーが設定している販売価格との差を調べます。
自分とライバルセラーの販売価格を比べ、最安値付近になるように価格調整を行いましょう。
無在庫転売はすでに多くのライバルセラーが実践していますので、最初は商品選定でライバルセラーとの差別化を図るのではなく、販売価格で最安値をとり差別化を図るのが得策です。
特に開始したばかりはストアの評価(レビュー)数も少ないため、評価の高いライバルセラーと同じ商品を同じ価格で販売しても、なかなかあなたのお店から売れにくいでしょう。
そのため、最初は利益率が少なくなったとしても販売価格を安く設定することで販売実績を作りつつ、評価も少しずつためていくのがよいのです。
3.売れた商品を分析して出品の幅を広げていく
無在庫転売はある程度の出品数がそろい、販売価格が適正価格であれば、商品は売れていきます。
商品がポツポツと売れ始めたら、必ず売れた商品の分析をしましょう。
「あなたの出品した商品が売れた」という情報は何よりも貴重な情報です。
- 売れた商品を実際に検索窓に商品名を入力して検索をする
- 検索結果にはどのように表示されているか?(表示の位置、他のセラーとの価格差)
- 何故、この商品が検索されて売れたのか?(トレンドあるのか?など)
売れた商品情報をもとに上記3点を自分なりに考えてみましょう。
この思考の積み重ねで商品知識がたまり、売れそうな商品の感覚も養われていきます。
さらには、売れた商品の関連商品と類似商品も出品することをおすすめします。
例えば、野球のバットがよく売れているのであれば、
- 関連商品・・・グローブ、スパイクなど他の野球関連商品
- 類似商品・・・ミズノ、SSK、ローリングス、アシックスなど他のメーカのバット
↑のような観点で商品を派生して出品していくと売れる確率が高まっていくでしょう。
無在庫転売でよく売れるおすすめ商品4つ
それでは、無在庫転売で売れやすい商品について解説をしていきます。
いざ、出品するぞ!となっても「何から、どんな商品を出品していけばいいの?」と思われるでしょう。
まずは、これから解説する商品選定の考え方を参考に出品してみてください。
- 中国から輸入できる商品
- トレンド商品
- 季節のもの商品
- 定価近くで販売しているセラーがいない商品
- 販売サイトのユーザー層に合わせた商品
それでは一つずつ解説していきます。
中国から輸入できる商品
アマゾンには無数の中国人セラーが中国製の商品を販売しています。
「ノーブランド」と表記されている商品は、中国輸入商品の一つであることが多いです。
なぜ、中国から輸入できる商品が売れやすいかと言うと、日本でいう『定価』が存在しないから。
- 『定価がある』→その定価から商品の相場をイメージしやすい
- 『定価がない』→その商品が相場よりも高いのか低いのかをイメージすることが難しい
相場観の知られた商品の場合、その相場より高い値段だと売れにくい傾向にあります。
これは購入しようとした商品が相場よりも高い場合、即決せずに他のお店と比較されたりするのが想像つきやすいように、やはり購入されにくくなるのです。
一方、相場のイメージしにくい商品であれば、購入する人が納得できる値段であれば、その人は購入するので購入されやすくなるのです。
トレンド商品
トレンド商品というのは、今流行っている商品のことで、「買いたい!」と思っている人が多い商品です。
需要が高まっているので、それだけ商品も売れるわけです。
例えば、テレビでマツコが「すごくいい!!」なんて一押しした商品は、一瞬でネットからも、店頭からも在庫が枯れてしまうことが多いですよね?
最近であれば、「ヤクルト1000」が、マツコの影響で在庫が瞬間に枯れてしまいました。
このようなトレンド商品は、需要が高まっている分、出品してもよく売れる傾向にあります。
季節のもの商品
季節商品というのは、例えば、夏であれば「ひんやりグッズ」「冷房家電」など。冬であれば「あたたかグッズ」「暖房家電」などの商品です。
それぞれの季節にはやはりその季節に必要な商品、グッズの需要が急激に高まりますので、商品も売れやすくなります。
- 正月
- 母の日、父の日
- バレンタイン、ホワイトデー
- 敬老の日
- ハロウィン
- クリスマス
このようなイベントもそれぞの時期に需要が高まるので意識してイベント関連商品を出品するといいでしょう。
定価近くで販売しているセラーがいない商品
無在庫転売は、すでにアマゾンで出品されている商品に価格を上乗せして出品するため『定価』よりも販売価格は高くなります。
特に大手の家電量販店などは『定価』付近で販売していることが多く、無在庫転売で同じ商品を出品しても値段で負けてしまうため売れにくいです。
つまり、無在庫転売は大手の販売業者が扱っていない商品を出品する方が売れるということです。
大手企業が扱っている商品の多くは『現行商品』です。
一方、大手企業が扱っていない可能性の高い商品は、『廃盤商品』つまり、すでに生産終了して市場ではメーカーが商品を生産していない商品となります。
廃盤商品は需要が高ければ、市場ではプレミア価格として販売されていることが多いので、プレミア価格(プレ値)で販売されている商品を抽出するツールを利用して出品するのも一つの考えとなります。
販売サイトのユーザー層に合わせた商品
無在庫転売の販売サイトとして、ヤフーショッピング、メルカリshops、楽天、Qoo10、au payマーケットなどを紹介しましたが、それぞれの販売サイトのユーザー(利用者)は全く異なったユーザー層の場合もあります。
そのため、販売サイトのユーザー層に合わせた商品を出品すると売れやすくなります。
例えば、
メルカリ、Qoo10・・・20~30代の女性
ヤフーショッピング・・・30~50代の男性
このようなデータがありますが、両者では売れやすい商品ジャンルが異なるというのは容易に想像がつくと思います。
実際のデータとして、
メルカリ、Qoo10・・・コスメ、化粧品など若い女性が好みそうな商品。価格帯も低単価商品が売れやすい
ヤフーショッピング・・・カー用品などがよく売れる。価格帯も高単価のものも売れる
↑のようなデータがありますので、ターゲット層を意識して出品すると商品選定も変わるし、結果として売上も上がるでしょう。
まとめ:無在庫転売は正しく運用すれば稼げるビジネスです
どうでしたか?
無在庫転売はやり方を間違えなければ稼げるビジネスです。
もちろん、他のビジネス同様リスクもありますが、予防策も同時に行えば対処できることがほとんどです。
まずは、販売先と仕入れ先のアカウントを作成することから始め、続いて利用するツールを決定するとろこからスタートしましょう。
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