【中国輸入リサーチ】Amazon商品リサーチ方法3つとおすすめツール

- 「中国輸入を始めたけど、うまくリサーチができない」
- 「中国輸入リサーチに時間がかかってもう嫌になってきた」
なんて方、多いのではないでしょうか?
本記事はこのような悩みを解決するための記事となっております。
中国輸入リサーチは「作業」なのでコツさえつかめばどんどんスピードは上がります。
時間がかかって嫌になるなら効率化ツールを使って、楽しく中国輸入リサーチをしましょう。
この記事では中国輸入リサーチのコツや具体的な方法やおすすめツールを画像付きでわかりやすく解説しています。
後半では中国輸入で絶対にやってはいけない禁止事項まで解説しておりますので、ぜひ最後まで読んでください。
目次
中国輸入リサーチのコツ 3ステップ
中国輸入で利益を出すにあたって一番重要なのがリサーチです。
ただ闇雲に商品を仕入れたり、自分の好きな商品を仕入れていては利益が出せないばかりか、在庫を抱えるリスクがあります。
仕入れの際には、自分の予想ではなくデータをもとに、その商品の「重さ・大きさ」「月の予想販売個数」「予想利益」を計算し仕入れをせねばなりません。
この項目では中国輸入リサーチのコツを3つのステップで紹介していきます。
3つのステップは下記の内容となってます。
- アマゾンでのリサーチ
- 中国ECサイトでリサーチ
- 利益の出る商品を探す
アマゾンでのリサーチ(日本で売れやすい商品を見つける)
amazon上で中国輸入商品を販売する方法は大きく分けて2つあります。
- 新たに商品ページを作り販売する
- すでに販売されている商品を探し販売する(相乗り出品)
初心者がまず取り組むべきなのは後者の「相乗り出品」です。
相乗り出品の場合は、すでに誰かが販売している商品であることから「どれくらいの販売価格で、1か月にどの程度売れているか?」などのデータが出ているためです。
そのため、月の販売個数などのデータに基づいた仕入れができ、売れ残りによる赤字リスクを下げることが出来るというメリットの方があります。
一方で、相乗り出品は同じ商品を販売するライバルがいるため、価格競争(値下げ合戦)に発展しやすいというリスクがあります。
また新たに商品ページを作成し販売するにはページを作成する手間や広告費がかかるため、初心者が取り組むにはハードルが高いと言えるでしょう。
そのため「相乗り出品」がおすすめと言えます。
相乗り出品のリサーチのコツは「リサーチの基準を決める」という事です。
例えば
- 月の予想販売個数:5個以上
- 一商品の利益率:500円以上
- 利益率20%以上
などの明確な基準を決めておくことで感情に流された仕入れをすることがなくなります。
中国ECサイトでリサーチ(中国で仕入れ安い商品を見つける)
中国のECサイトはいくつかありますが、ここでは「1688.com」で検索をしていきます。
1688.comは登録をしなくても商品の画像検索をすることが出来ます。
①緑下線の「カメラマーク」を押下し先ほど保存した商品画像をアップロードしましょう。
②画像検索の結果が出ました。
この画面では、
- 青下線の「成功额」で「取引実績順」に並び変え
- 赤下線の「价格」で「価格の昇順降順」に並び変え
このように並び替えが出来るので商品がたくさん出てきた時や、より安い商品が見たい時に活用してください。
ただし注意点があります。
中国は日本と検品の基準が全く違います。
緑下線に出ている年数は「そのセラーが1688.comに何年出店出来ているか」を示しています。
粗悪品を出荷する・対応が悪いなどのトラブルの多いセラーは、アカウント停止措置などが原因で長く出店することができない傾向にあります。
この数字が3年以下のセラーは粗悪品を送ってきたり、購入後のサポートが雑であるなどトラブルに発展しやすい可能性がありますので注意が必要です。
(ただ実際のところは仕入れてみないとわからないので、3年と言うのは一つの目安としてください。)
検索結果を見てみると一番左上の商品が同一商品と見えますので、画像をクリックし商品ページに移り、詳細情報の確認をしましょう。
商品の大きさなどの情報を比較しながら、amazonに掲載されている商品と1688.comに掲載されている商品が同じ物なのかを確認します。
利益が出る商品か?確認する
次にamazonの「FBA料金シミュレーター」を使って見込み利益を計算します。
①amazon商品ページの下部にある商品情報などからASINコードをコピーします。
(ASINコードが見つからない!と言う方は商品名でも検索をすることができます。)
②赤下線の「amazonカタログを検索」をクリックし、青下線のボックスに先ほどコピーしたASINコードを貼り付けます。
②FBA料金シミュレーターの上部にある赤下線の「売上」の合計に商品の販売価格を入れます。
この際入力する金額は、今出品されている価格の最低価格を入れるようにしてください。
今回は「4699円」を入力します。
すると自動でAmazon手数料、出荷費用(FBAで出荷する際の費用)、在庫保管手数料(FBA倉庫で商品を保管する手数料)が表示されます。
【販売手数料】
商品カテゴリーごとに決められた販売手数料のパーセンテージを基に計算されます。
【基本成約料】
- 大口出品(月に50個以上の取引する契約): 基本成約料なし
- 小口出品(月に49個以下の取引する契約): 商品1点ごとに100円
【カテゴリー別成約料】
本やDVDなどを販売した際に別途かかる成約料。
③青下線に商品原価を入力します。(おおよその原価の出し方は前述した計算式「仕入元×30円」で出します)
④黄色下線に雑費を入力します。
雑費は主に商品をFBA倉庫に送る際の送料を入力します。
利益計算の時点ではわからないので、ひとまず「100円」と入力するか、小さい商品だったら入力しなくてもOKです。
中国輸入のための具体的なリサーチ方法3選
ここからは具体的な利益の取れる中国輸入商品のリサーチ方法を3つ紹介します。
- ランキングリサーチ
- キーワードリサーチ
- セラーリサーチ
この3つのやり方があります。ここからは一つずつ解説していきます。
1.ランキングリサーチ
amazon商品カテゴリーのランキングから利益商品をリサーチする方法です。
ランキング上位の商品は売れているという事は確かなのですが、それだけでは月の予想販売個数が割り出せません。
ランキングリサーチから売れ行きを予測する方法は3つあります。
①ツールを利用する(Keepa)
keepaなどのツールを使えば簡単に商品の販売個数がわかります。
商品ページの下部に表示されるKeepaの売上グラフです。
このグラフはグラフが下がった時ランキングが下がった=商品が売れている
という推測が出来ます。この商品は月に何個か売れているようですね。
具体的な販売個数を知りたいときはキーゾンを導入すると
このように月ごとの販売個数が一目でわかるようになっています。
Keepaは有料登録(月額19€、2600円前後)をしないとランキンググラフが見られず、キーゾンもKeepaの有料登録をしないと使えません。
ランキンググラフが見れるツールとしてはファルコン(Falcon)(月額980円)もありますので、自分が使いやすいツールを導入しするようにしてくださいね。
②レビュー数を参考にする
amazonには商品を購入したユーザーが商品に対して評価をするレビュー機能があります。
このレビュー数が多い商品はそれだけユーザーからの需要・関心がある商品だという事がわかります。
さらにレビューの内容を参照することで中国から商品を輸入する際の注意点がわかります。
例えば「画像にはなかった縞模様があった」「色味が違うものが届いた」というレビューがあった場合。
自分が仕入れようとしている商品の画像をよく見て「縞模様のある類似商品」「色味のバリエーション」に注意して仕入れをするようにしましょう。
③在庫数を追跡する方法
手間はかかりますがツールを使わずに売れ行きを確認するにはこの方法が一番確実です。
まず仕入れ対象の商品をメモしておくかリスト登録しましょう。
赤下線の「リストに追加」からリスト登録ができ、後からすぐにその商品ページを表示することが出来ます。
次にショッピングカートを確認します。
在庫が20個以下の場合は在庫数が表示されますが、それ以上の場合は在庫数は表示されません。
その場合、赤下線のボックスに「99」と入力し「更新」ボタンを押下します。
すると商品の在庫数がわかります。
割り出した在庫数を控えておいて、後日在庫数を再度確認すれば一定期間の販売数を割り出すことができます。
月の販売個数の基準をクリアしていたら中国のECサイトから画像検索し、同じ商品を探しましょう。
2.キーワードリサーチ
キーワードリサーチは、amazonでキーワードを入力し利益商品をリサーチする方法です。
今回は「ノーブランド」というキーワードで検索をします。
※amazonで販売されているノーブランド商品はほとんどが中国輸入商品ですが、検索に引っかかってくる商品の中には商標権を獲得している「オリジナルブランド」の商品があるため、ブランド名の項目に名前が入っている場合は必ず「J-Platpat」というサイトで商標登録があるか確認するようにしてください。
販売したい商品のカテゴリーが決まっている場合はここでさらにカテゴリーを絞り込みます。
またキーワードリサーチをする際、価格が安い商品をリサーチしても利益が取りにくい(薄利多売になりやすい)ため、目安として2500円以下の商品は最初から除外します。
除外する方法は表示されているURL(赤下線)の末尾「&low-price=2500」と入力し「Enter」ボタンを押します。
すると下の写真のように、検索結果を価格2500円以下の商品に絞り込むことが出来ます。
その際、検索結果の上部に出てくるスポンサーと書かれている商品は「スポンサーブランド広告」なので見る必要はありません。
検索するキーワードの候補ですが「ノーブランド」のほかに「ノーブランド 輸入品」というキーワードがあります。
「中国輸入品」とダイレクトにキーワードを入力よりも「ノーブランド」「ノーブランド 輸入」というキーワードの方が中国輸入品がひっかかりやすいかというと、中国輸入商品を扱うセラーは商品ページを作成する際、「中国」と記載しない事が多いからです。
「中国=低品質」という良くないイメージがあるようで「中国」という言葉を記載しない傾向があるようです。
3.セラーリサーチ
セラーリサーチは、amazonで中国輸入転売をしている他のセラーが販売している商品からリサーチする方法です。
キーワードリサーチなどで中国輸入の商品を見つけた際に、同じ商品を売っている他のセラーも必ず確認するようにしましょう。なぜなら、取り扱っている商品中国から輸入可能な商品である可能性が高いからです。
①赤下線をクリックしてそのセラーが販売している商品を確認します。
②下の写真の赤下線部をクリックすると、そのセラーが販売している商品の一覧にアクセスできます。
セラーリサーチのポイントは、販売数やレビュー数の多いセラーをリサーチすることです。
より経験の多いセラーのストアフロントの方が利益商品が見つかる可能性が高いからです。
①②を繰り返しを利益商品を多く扱っているセラーを見つけたら、セラー名(セラーID)を控えておいて定期的にチェックをするようにすると、新しく出品された商品からさらに利益商品を見つけることもできるようになります。
このセラーリサーチというリサーチ方法が一番効率よく利益商品を見つけれる方法となるので、どんどん実践して慣れていきましょう。
中国輸入におすすめなリサーチツール5選
中国輸入のツールってたくさんあってどれが自分に合っているかわからないですよね。
そんな時は
- 自分の現在の利益に対して月額料金が高くないか
- 自分の欲しい検索機能やお知らせ機能があるか
- 定期的な仕様変更はあるか
を基準にしてみてください。
以下の項目でおすすめツールを5個紹介します!
- セラースプライト
- アマ速
- あまログ
- アマトピア
- アマテラス
それでは一つずつ解説していきます。
1.セラースプライト
特徴 |
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料金 | 月額98ドル(12500円前後) |
公式サイト | https://www.sellersprite.com/jp/ |
セラースプライトはこのほかにKeepa代替機能が使えます。
このツールの一番の魅力は商品がどのキーワードで検索されたのか、検索ボリュームがわかる点です。
新規でページをつくる方、OEM商品の販売を考えている方には一番おすすめのツールです。
2.アマ速
特徴 |
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料金 | 月額5,400円(7日間の無料期間有り) |
公式サイト | http://amasoku.com/ |
登録すると定期的にアマ速発案者の山本さんから、中国輸入をしているセラーのIDが届きます。
そのIDをアマ速に登録すると、アプリ内でそのセラーが販売している取扱商品や価格が見れるようになります。簡単にパワーセラーの取り扱いしている商品情報を丸裸にできるわけですね。
あとはその中から利益が取れそうな商品をピックアップし、仕入れるだけ。
セラーリサーチの時間を大幅に短縮することが出来ます。
3.あまログ
特徴 |
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料金 | 月額5,478円~(複数プランあり、初回30日は無料) |
公式サイト | https://amalogs.com/auth/login |
中国輸入だけではなく、欧米輸出入にも対応したリサーチツール。
セラーを登録することでそのセラーが持っている在庫から売上を分析するツールです。
様々な分析機能があり、売上、販売数、商品価格や売上ランキングをレポートにしてくれます。
シンプルな操作性で初心者でも使いやすいツールです。
4.アマトピア
特徴 |
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料金 |
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公式サイト | https://amatopia.jp/ |
多機能で他のツールにはない機能もあり、必要な機能を選んで契約できるのでアプリを使いやすいようカスタマイズすることが可能。
しかし既存会員の紹介が必要かつ利用には審査もあります。
5.アマテラス
特徴 |
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料金 | 月額9,800円 |
公式サイト | https://www.amateras0.biz/ |
ワンクリックで仕入れ先まで検索可能。
amazonの販売ページからアリババなどの中国ECサイトで仕入れ可能かつ売れ筋商品を一瞬で探す事が出来ます。
商品のASINコードと諸経費を入力するだけで一通りのリサーチ~仕入れまでに必要な情報の収集ができます。
ただあまりに簡単に情報が収集出来てしまうのでリサーチ力が上がらないと言ったデメリットもあります。
中国輸入稼げる商品ジャンル
「最初のうちは一つのジャンルを極めるべき」「初心者は幅広いジャンルに取り組むべき」など諸説ありますが、おおよその自分が取り組めそうなジャンルの目星を付けておくことは大切です。
この項目では各ジャンルがどんな特徴を持っているのか、注意点などを紹介します!
- レディースファッション・アパレル
- 生活雑貨
- スマホ・タブレットアクセサリー
- ベビー・キッズ用品
- 工具・ツール類(DIY)
- カー・バイク・自転車用品
- 防災用品
それでは一つずつ解説していきます。
レディースファッション・アパレル
服や靴などのアパレル商品は利益を取りやすい物が多いです。そして中国商品はトレンドデザインの服がすぐに出回りますので仕入れる商品にも困りません。
さらに商品が軽く小さいものが多いので国際送料も抑える事ができます。
注意点は、「検品を細かく行うこと」です。
中国から輸入した服には「裁縫が甘い。糸がほつれている」「ゴミが入っている」などの粗悪品が混ざっていることもありますので、検品は十分に行う必要があります。
ハロウィンやクリスマスなどの時期はコスプレ衣装が売れやすいなど、季節によって売れやすくなる商品もあるので2、3か月前から商品のリサーチをしておきましょう。
季節商品と言えば、最近では水着で入れる温泉施設やサウナが増えたため、水着は冬でも売れやすい傾向にあります。
生活雑貨
生活雑貨の特徴は回転率が高いことです。
年代や性別問わず需要もあり、季節、トレンドに左右されることもないので、1年中取り扱うことが出来ます。
デメリットは、中国で販売されている生活雑貨はデザインやシリーズが豊富であることから、リサーチに時間がかかるという点です。
初心者の方でリサーチに慣れないうちは避けた方がよいジャンルになります。
スマホ・タブレットアクセサリー
スマートフォン関連の商品はライバルが多いという点がデメリットではありますが、それ以上に需要も高いジャンルですので、稼ぎやすいジャンルと言えます。
また商品も小さめのものが多いのは大きなメリットといえるでしょう。輸入時に発生する送料を抑えることができるからです。
また、スマホ関連商品の中では、スマホケースは仕入単価の低いものが多く、初心者でも仕入れやすい商品となります。
新型のスマートフォンが発売された時に取り扱うと売れやすいという特徴もありますので、是非試してみてくださいね。
ベビー・キッズ用品
子供服は需要が高いジャンルだと言えますが、メルカリや中古品などで安く出回っていることが多いためユーザーがそちらへ流れてしまう傾向にあります。
他セラーと差別化をするために、仕入れの際は「機能的な商品」を選ぶといいでしょう。
たとえば抱っこひもやおむつカバンなどは他商品にはない機能が備わっているものも多いので、そんな商品を見つけたら仕入れてみましょう。
ただ子供に使う商品の為、安全性に敏感なユーザーが多いジャンルでもありますので、十分な検品が必要となってきます。
工具・ツール類(DIY)
機械を整備する工具から、家庭で使われるDIY用品など幅広い需要が見込まれるジャンルです。
見慣れない工具はライバルも少ないのでねらい目ですが、うっかり低品質のものを仕入れてしまうとレビューに影響しますので注意が必要です。
仕入れの際に中国製と台湾製の製品があった場合は、比較的高品質なものが多い台湾製のものを選ぶといいでしょう。
カー・バイク・自転車用品
販売するのに少し知識が必要なジャンルですが、車で使うスマホスタンドなど取り扱いのしやすい物もあります。
商品によってはタクシーなど法人需要が見込める商品もあり、比較的高回転なジャンルです。
意外に売れやすいのが車や自転車のカバーです。
近所に専門店がなかったり、デザインにこだわらない人が多いため通販で買ってしまう人が多いんですね。
また自転車などのカバーはタイトルに「精品」と表示のあるものは高品質な商品である可能性が高いためねらい目です。
防災用品
意外に人気ジャンルなのが防災用品です。
少々不謹慎ではありますが、大きな台風や地震など後は特に売れやすい傾向にあります。
しかし災害大国である日本では防災用品は1年中需要があるほか、法人需要も見込めるジャンルです。
今後「売れやすいジャンル」として定着するとライバルが増える可能性はありますが比較的取り組みやすいジャンルと言えるでしょう。
中国輸入で避けるべき商品ジャンル
ここでは中国輸入で避けるべき商品ジャンルを紹介します。
- 食品
- 家電
- 薬・化粧品
- ブランド品
- 大型・重量商品
それでは一つずつ解説していきます。
食品
「食品衛生法」に違反する商品を仕入れる可能性があります。
サプリメントなどの健康食品は日本で「医療品」とみなされる成分が入っている場合があり、税関で止められることもあります。
日本で食品を販売するには「食品表示法」(消費者トラブルを避けるため現在料などを日本語で表示せねばならない)など法律の知識も必要になってくるため、仕入れは避けた方がいいでしょう。
家電
バッテリー(リチウムイオン電池等)がついている商品は、航空便で輸入することが出来ません。
ただし電池が含まれている商品は輸入する際に代行業者に抜き取りをお願いすれば仕入れることが出来ます。
コンセント類は日本と中国では電圧が違い、日本で販売する際には「電気用品安全法」という法律を守らねばなりません。
その法律を守っている証として「PSEマーク」という物があるのですが、中国製品には殆どありませんので仕入れは避けましょう。
Bluetoothや無線などを利用する商品は「電波法」によって規制されており輸入する際には「技術基準適合証明」が必要になります。
それらの条件をクリアしている証として「技適マーク」が表示されているものしか日本では使えないのですが、中国商品には殆どありませんので仕入れは避けましょう。
薬・化粧品
個人が営利目的で薬(医薬品)を輸入・販売することは禁止されており、コンタクトレンズやピンセットも含まれています。
また化粧品の輸入・販売も「薬機法」に違反しますのでコスメはもちろん石鹸や歯磨き粉の仕入れもしないよう注意してください。
ブランド品
中国から輸入できるブランド商品はほぼ偽物です。
広く知られた商標やマーク、コピー品を知らずに販売すると「商標法違反」で最悪の場合、逮捕されてしまいます。
実際にAppleマークの入ったiPhoneケースを輸入・販売した男性が逮捕された事件もありましたので注意してください。
大型・重量商品
輸入をする際の送料は基本的には「重さ」で料金が決まりますが、大きくて軽いものは「体積換算重量」で計算される場合もあります。
「体積換算重量」(kg)は縦(cm)×横(cm)×高さ(cm)÷6000で計算され「重さ」と比較し、重い方で計算されてしまいます。
「国際送料が高くついて赤字になってしまった」という事のないよう、大型・重量商品を仕入れる際は注意が必要です。
中国輸入リサーチ・商品選定時の注意点
中国輸入リサーチ・商品選定をする前に、必ずその商品が
- 「輸入規制・輸入禁止商品ではないか」
- 「商標権・知的財産権に違反しないか」
確認をしてください。
実際にあるバックを仕入れ、販売をしたらエルメスが「立体商標」を取得している「バーキン」に形が酷似しているという理由で訴えられたケースもあります。
参考:日栄国際特許事務所
「違反だと知らなかった」では済まされないのが法律なのです。
この項目でしっかり確認をしてから仕入れをするようにしてくださいね。
輸入規制・輸入禁止商品ではないか?
輸入には「禁止」されている商品と「規制」されている商品があります。
「禁止」されている商品を輸入してしまうと関税法などに違反することとなり、罰則を受ける事となります。
また「規制」されている商品に関しては一定の条件をクリアすれば輸入出来るのですが、殆どのものは規制解除に多くの時間とコストがかかります。
そのため規制解除をするよりも、他の商品のリサーチに時間を割いたほうが利益を挙げられます。
中国輸入を始める前に、税関のHPで輸入禁止・規制商品について確認してくださいね。
税関:輸入禁止・規制品目
知的財産権に違反していないか?
前述した通り中国から輸入できるブランド品・キャラクターグッズはほぼ偽物です。
誤って輸入してしまうと税関で没収されるばかりか最悪の場合逮捕されてしまいます。
コピー品を仕入れてしまうことを避けるためにGoogleレンズを活用しましょう。
WindowsでもMacでも気になる画像を右クリックし
赤下線の「Googleレンズで画像を検索」を押すと
簡単に「これはエルメスのバーキンコピー品だ」という事がわかります。
「この商品大丈夫かな?」と少しでも不安になったら必ず確認するようにしてください。
中国輸入リサーチに関するよくある質問
ここでは中国輸入のリサーチについてよくあるQ&Aをまとめてみました。
- 中国輸入商品リサーチに行き詰まりを感じたら?
- 中国輸入商品のリサーチを代行してくれる会社はあるの?
- 中国輸入で相乗り出品可能かリサーチはどのようにするの?
それでは一つずつ解説していきます。
中国輸入商品リサーチに行き詰まりを感じたら?
「寝食の時間を削ってリサーチをしているのに利益商品が見つからない…」と行き詰まりを感じる事があるかもしれません。
そのような行き詰まりを感じたら以下のことを試してみてください。
【赤字リスクよりも経験を取る】
リサーチをする際に慎重になりすぎて行き詰まってしまう場合は、思い切って商品を2,3個「試し仕入れ」をしてみましょう。
低単価な商品を少量仕入れであれば、仮に失敗したとしても大きく赤字になることはありません。
「実際に仕入れて販売する」ことで多くを学ぶことができます。
【思い切って有料ツールを導入する】
今の中国輸入は便利なツールがたくさんあります。
リサーチは言ってしまえば「作業」です。面倒な作業はツールを導入することで効率化しましょう。
ツールを利用して作業量を増やすことができれば、その分利益商品が見つかる可能性は高くなるでしょう。
中国輸入商品のリサーチを代行してくれる会社はあるの?
リサーチ作業に疲れてくると「誰か代わりにやってくれないかなー」なんて思いますよね。
ここではリサーチを代行業者を紹介します。
- BANRI
- リサーチ代行.com
- タオバオ代行ジャパン
などがあげられます。
中国輸入で相乗り出品可能かリサーチはどのようにするの?
amazonで販売されているノーブランド商品はほとんどが中国輸入商品ですが、商標権を獲得している「オリジナルブランド」の商品に関しては相乗り出品することはできません。
事前にブランド名を必ず「J-Platpat」というサイトで商標登録の有無を確認するようにしてください。
まとめ:中国輸入で稼ぐポイントはリサーチ
今回の記事では中国輸入で利益商品を見つけるためのリサーチ方法について解説しました。
中国輸入リサーチは、まずは一つ自分のやりやすいリサーチ方法を決めたら何度も繰り返して行うことがポイントです。
最初は利益商品がなかなか見つからないかもしれませんが、継続しつづけることでコツをつかめ、必ず利益商品が見つかるようになってきます。
また、手動でのリサーチ方法に慣れて少しずつ利益商品を見つけれるようになれば、有料リサーチツールを早めに導入しましょう。
リサーチの考え方が身につけばツールで作業を効率化すると、利益商品の仕入れが増え、ツール月額はペイすることが可能になります。
ぜひ、中国輸入のリサーチ方法をマスターしてたくさんの利益商品を仕入れできるようになってくださいね。